古民家という言葉をインターネット上や日常生活でもよく聞くようになって、我が家の古い家はどうなのかなと気になったので調べてみました。
古民家のイメージって「窓が薄くて寒い」「障子や襖がある家」「耐震が気になる」こんなイメージありますよね。
実際に築年数が経つ古い家に住み始めて、日本家屋の美しいデザインや機能性を知り、さらに愛着がわいてきたこの頃。
この記事では、古民家ってどんな家のことを指すのか、どんな特徴があるのかなどをわかりやすく紹介していきます。
また実際に改装している我が家についてもちょこっと触れていきます。
古民家ってどんな家?

古民家の定義には、どの時代に建てられたものか、あるいは建造され何年を経たものを指すかの定義はないが、通常は戦前以前のもの、特に大正以前のものをさすことが多い。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
また、一般的な解釈としては
- 古民家は築50年以上経った建物や昭和25年時点に既に建てられていた伝統的な建造物の住宅。
- 伝統的な特徴として木造構造、茅葺きや瓦葺き屋根、広縁、障子、襖などが挙げられる。
- 法的な厳密な定義は存在せず、築年数や伝統的な条件を満たしていれば古民家と呼ばれることがある。
古民家の特徴
古民家の魅力

日本の古民家は、その独自の建築様式と伝統的な間取りによって、美しさと機能性を兼ね備えています。ここでは、古民家の特徴的な要素である「床の間」、「障子」、および「襖」に焦点を当て、その魅力を探ります!
床の間 – 美しい空間の象徴
床の間には、家族や先祖から受け継いだ品々や花、掛け軸などが飾られ、四季折々の変化を感じることができます。
これは、家族の結びつきや伝統文化を大切にする象徴的な場所でもあります。
また重要な和室の要素で、おもてなしの精神を表わす役目や客室の雰囲気を調節する役目があります。
障子 – 柔らかな光と空間の調整
古民家の室内では、障子がよく使用されてます。
障子の紙は和紙で作られていることが多く、木枠に取り付けられています。これによって、外部からの光を柔らかく取り入れつつ、室内の空間を適切に仕切ることができます。
障子は開閉が可能で、季節や気分に合わせて部屋の使い方を変えることができます。
驚いたのは、意外にも熱や冷気を遮る効果があるということ。夏の暑い日差しや、冬の冷気を完全ではないですが、遮ってくれます。
襖 – 間仕切りと美しいデザイン
襖は、古民家の室内で使われる縦長の引き戸であり、通常、和紙や布が貼られています。
襖は障子と同様に、部屋を仕切るのに使用されますが、開閉が容易で、空間の使い勝手を調整するのに適しています。
また、襖には様々な模様やデザインが施されており、これが古民家の室内に独自の美しさを与えています。
襖のデザインで部屋の雰囲気がガラッと変わります。また、引手も豊富で繊細なデザインが施されているものもあり、魅力がたくさんあります。
実際に古民家を使い始めたとき
実際に築50年近く経つ家に住んでいる私たち。
数年使われていなかった家だったこともあり、その時の家の状態はというと、、、
- 窓が大きく、数が多いため、冬は特に寒い
- 砂壁が劣化していてポロポロと落ちる
- どこからかすき間風が入る
- 畳の劣化、裏側が湿気で金具が錆びている
- 押入れに白カビ etc…
- 欄間、組子、床の間がある素敵な和室
- 玄関に式台+上がり框付き etc…
材質は良いものを使っている家でも、メンテナンスを行わないと長くは使えません。
このようなことで最初は魅力的には思いませんでした…。
しかし、改装を重ねていくうちに
畳や襖、欄間などの細かいところのデザインの美しさに興味を持つようになりました。
古民家を改装する楽しみや充実感はありましたが、畳や襖、窓などはなかなか難しいところがあります。

そこで我が家では、見積もりは無料なところを利用して、まずは見積もりをしてもらってから、優先順位を決め、業者にお願いした箇所がいくつかあります。
改装が着々と進んでいくのはとても気持ちが良かったです!


古民家で暮らしの多様性が広がる
古民家の良さは
日本の伝統を生活の一部として取り入れつつ、そのデザインと機能性をあわせ持つものを組み合わせることで、暮らしを豊かにしてくれるところです。
「日本の美しさ」を日常で感じることができます。
「古い」だけではない古民家の魅力。
まだまだたくさんあります。
また我が家ではイタリアから持ってきたものや旅行先で購入したものが少しずつ足され、どんな調和が生まれていくのか、これからの楽しみです。
Instagramで家の様子も見れます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
