海沿いの観光地でしか認識のなかったチンクエ・テッレ。
トレッキングができるところなんてあるの?って思っていました。
チンクエ・テッレはイタリアのリグーリア地方に位置する五つの美しい村から成る地域で、世界遺産にも登録されているその壮大な自然美と絶景で知られています。
この記事では、チンクエ・テッレでの実際のトレッキング体験の記録をもとに、実際に歩いてきたその素晴らしい景色や魅力的なルートについて写真多めでご紹介します。
チンクエ・テッレってどんなとこ?

チンクエ・テッレ(イタリア語: Cinque Terre)は、イタリア北西部リグーリア海岸にある5つの村を指す。険しい海岸に色とりどりの家屋が並ぶ文化景観によって知られており、ポルトヴェーネレや小島群などと共にユネスコの世界遺産に登録されている。また、チンクエ・テッレは段々畑によるブドウとオリーブの栽培が盛んで、ワインの産地としても知られる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
- リグーリア州:Liguria / ラ・スペツィア県:La Spezia
- 5つの村
- モンテロッソ・アル・マーレ (Monterosso al Mare)
- ヴェルナッツァ (Vernazza)
- コルニリア (Corniglia)
- マナローラ (Manarola)
- リオマッジョーレ (Riomaggiore)
- トレッキングトレイル:120キロメートル以上
まずは鉄道で移動
レンタカー移動をしていたけれど、宿の人の絶対的な勧めで鉄道移動にしました。
(道は細いし、くねくね道で駐車場もあまりないし、車は大変だよとのことでした。)
ラ・スペツィア:La Speziaの駅から鉄道で向かったチンクエテッレ。
まず私たちはスタート地点に決めた、モンテロッソ・アル・マーレへ鉄道で向かいました。
8月最後の週だったこともあり、電車は立っている人で通路もいっぱいになるほどの満席。
私たちは有名な海岸沿いのルートを1日歩いてどこまでいけるかなと思いつつ、目的のモンテロッソ駅に到着しました。
駅を出た目の前はパラソルがたくさん立ててあるビーチが広がり、コバルトブルーの海がその先に広がっていました。
トレッキング情報+必要なもの
トレッキング情報

モンテロッソ駅を降りて、街散策はほぼせずに、トレッキングをスタート!
坂を上がったり下ったり、細い道を通ったり、階段を上り下り。
「えっ、思ったよりこれ大変じゃない?」ってちらっと思ったけれど、
青い広大な海の景色とオリーブ畑やワイン畑の緑溢れる景色がそんな気持ちを吹き飛ばしてしまうくらい、コースから見える景色はとてもきれいでした。
<トレッキングで移動した地点>
・モンテロッソ(Monteross)駅→ヴェルナッツァ(Vernazza)街→ヴォラストラ(Volastra)街→マナローラ(Manarola)街
思っっていたより、時間がかかりました。
アップダウンがたくさんあったのと、小雨が降ったり止んだりの繰り返しで蒸し暑かったです(9月上旬)。
10時から夕暮れ時まで街を時々、散策しながら歩いていきました。
<鉄道を使ったところ>
・マナローラ(Manarola)駅→リオマッジョーレ(Riomaggiore)駅
「もう疲れたから鉄道乗ろ」ってなって、マナローラの街を散策してから、鉄道に乗って次の街へ。
どの時間帯も常に満車だと思うくらい夕方の時間もすごい人でした。

必要なもの
トレッキングコースに入るにはチケットが必要なところがあります。
チェックする係員がコース途中にある小屋みたいなところにいるので、通る際はチケットを見せるだけで大丈夫です。
コースによっては無料のところもあるようですが、景色をより楽しみたい方はチケットを購入した方が満喫できます。
トレッキングコース内容

- Sentiero Monterosso-Vernazza
- Sentiero Azzurro
- コルニリアの街には行かずに小さな村ヴォラストラへ向かいました。
- ヴォラストラからマナローラの間のコース

さいごに
きっと1日中トレッキングになるだろうと思って、お昼ごはんはパンや果物、ナッツ類、水は宿の冷蔵庫にあったペットボトル(2L)の水を水筒に移し替えて持っていきました。
また、街中に無料で水が飲める噴水?があるので、それを利用しながら水分は確保していました。
飲み水ではないところもあるので気を付けてください。
街中では魚介のフリットが手軽で食べられる感じでした。

長い距離を歩かなくても結構、坂や階段が多かったように感じられました。
しっかり歩く気持ちでいないと心が折れてしまうかも。
道が狭い所もあるので、すれ違いの際は要注意です。
オリーブとブドウの段々畑とコバルトブルーの海の景色が広がり、カラフルな建物の街の間を通ったりと、あきることなく楽しめるトレッキングコースです。
ちょうどブドウが実っている時期だったこともあり、魅力的な景色がいっぱいありました。
おすすめしたいイタリア国内のトレッキングコース!
ぜひ、楽しんできてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
